[Windows 10]アプリケーションを常に管理者として実行する

Windows 10 でアプリケーションを実行すると通常は管理者ではない権限で実行されます。ただ管理者しかアクセスができないようなファイルを操作するアプリケーションの場合、管理者として実行する必要があります。どの権限で実行するのかはアプリケーションを実行するときに指定できますが、管理者権限が必要とされるケースが多い場合は単に起動するだけ常に管理者として実行されるように設定することができます。ここでは Windows 10 の環境でアプリケーションを常に管理者として実行する方法について解説します。

(Last modified: )

アプリケーションを管理者として実行する

メニューやデスクトップに表示されたアプリケーションを単にクリックした場合、アプリケーションは管理者ではない権限で実行されます。

アプリケーションを管理者として実行する(1)

アプリケーションを管理者として実行する場合には、アプリケーションを右クリックします。そして表示されたメニューの中から「その他」をクリックし、さらに「管理者として実行」をクリックします。

アプリケーションを管理者として実行する(2)

アプリケーションが管理者として実行されます。(コマンドプロンプトの場合は管理者として実行するとタイトルバーに「管理者」と表示されますが、他のアプリケーションでも同じように表示されるわけではありません)。

アプリケーションを管理者として実行する(3)

なおエクスプローラーやデスクトップから管理者として実行するには、対象のアプリケーション上で右クリックし、表示されたメニューの中から「管理者として実行」をクリックしてください。

アプリケーションを管理者として実行する(4)

常に管理者として実行するように設定する

アプリケーションを実行するとき、必要な場合だけ管理者として実行することができますが、常に管理者として実行が必要なアプリケーションの場合には、単にクリックして起動するだけで管理者として実行するように設定しておくことができます。

アプリケーションを常に管理者として実行するには、メニューやエクスプローラー上などで対象のアプリケーションを右クリックし、表示されたメニューの中から「プロパティ」をクリックしてください。

常に管理者として実行するように設定する(1)

「プロパティ」の画面が表示されたら「互換性」タブをクリックしてください。

常に管理者として実行するように設定する(2)

「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックをしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

常に管理者として実行するように設定する(3)

今後このアプリケーションを実行すれば、管理者として実行されることになります。

メモ帳やコマンドプロンプトをショートカットを利用して常に管理者として実行する

メモ帳やコマンドプロンプトなどのアプリケーションは、プロパティを表示しても「互換性」タブが存在しません。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(1)

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(2)

このようなアプリケーションの場合はまずショートカットを作成してください。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(3)

作成したショートカット上で右クリックし、表示されたメニューの中から「プロパティ」をクリックしてください。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(4)

「プロパティ」画面が表示されたら「ショートカット」タブを開き、その中にある「詳細設定」をクリックしてください。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(5)

「管理者として実行」にチェックを行ってください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(6)

これでこのショートカットからコマンドプロンプトを起動した場合には、常に管理者として実行されます。

実際にショートカットをダブルクリックしてコマンドプロンプトを起動すると、管理者として起動します。

ショートカットを利用して常に管理者として実行する(7)

-- --

Windows 10 の環境でアプリケーションを常に管理者として実行する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

Profile
profile_img

著者 / TATSUO IKURA

プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。